初期鳥類、羽ばたいて飛べず=羽根が強度不足―英大学など(時事通信)

 ドイツの約1億4500万年前の地層から化石が発見された最古級の鳥類「始祖鳥」や、中国の約1億2000万年前の地層から化石が見つかった「孔子鳥」は、現在の鳥のように翼を羽ばたかせて飛び続けることはできず、主に滑空していた可能性が高まった。英マンチェスター大などの研究チームが羽根を分析して強度が足りないと結論付け、14日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 鳥類は羽毛が生えた小型肉食恐竜から進化し、最初は4本の脚が翼に変わった4翼で樹上などから滑空していたが、次第に前の2翼が大きくなり、やがて羽ばたいて飛ぶようになったと考えられている。始祖鳥や孔子鳥は、翼を動かす筋肉が付く胸骨がまだ十分発達していなかったが、ある程度羽ばたいて飛べたという見方もあった。
 研究チームは、翼で主要な役割を果たす風切り羽根の長さと軸の太さを計測し、現在のユリカモメやモリバトなどと比較。化石の始祖鳥と孔子鳥は、風切り羽根の長さが平均して12.9センチと20.7センチ、軸の直径が0.75ミリと1.06ミリで、羽ばたいて飛ぶには強度が全く足りないことが分かった。 

【関連ニュース】
特集・恐竜図鑑〜新種の翼竜、あごに多数の歯〜
〔写真特集〕生命の歴史 太古の生物
〔写真特集〕巨大海洋生物 ホオジロザメとその仲間
深海貝の新種化石発見=進化過程解明に期待
空を泳ぐ海の生物と恐竜=静岡市〔地域〕

介護事業者に指導方針を事前通知、全国初―静岡県(医療介護CBニュース)
国際定期便、10月末就航=羽田の新滑走路完成で―前原国交相(時事通信)
<普天間移設>政府原案「辺野古周辺」明記(毎日新聞)
高浜4号機で冷却水漏れ=発電停止し点検へ−福井(時事通信)
たちあがれ日本 片山元総務相の擁立検討 参院選比例(毎日新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。